アップルCEO脅迫女に禁止命令
自宅接近、タグ付け、銃所有
カリフォルニア州サンタクララ郡の裁判所は、アップルのティム・クック最高経営責任者に対してストーカー行為に及び、脅迫したとされるバージニア州在住の女性(45)に対し、接近禁止を命じた。ニューヨーク・タイムズが25日、伝えた。
命令では、女性が銃を所有することや、クック氏の自宅やアップルのあらゆるオフィスに近づくのを禁じたほか、クック氏と連絡を取ることや、SNSでクック氏をタグ付けするのも禁止した。
地元紙The Mercury Newsが報じた訴状によれば、女性は2020年後半からストーカー行為を開始。自身が購入した拳銃と弾薬を映したとされる写真をメールで送信した。また、車でクック氏の自宅を訪れ、警備員ともめ事になったなどとしている。その際「暴力を振るうかもしれない」と告げたという。
アップルは訴状で、女性が武装している恐れがある上、まだサウスベイエリアにいる可能性があるとして、近い将来に再びクック氏の自宅に姿を見せるか、何らかの別の方法でクック氏を見つけるつもりがある、とも述べた。さらに、女性はクック氏と恋愛関係にあり、双子の子どもの父親だと主張したと指摘。性的な表現を含む名称を持つ不正な会社を作るため、クック氏を役員として記し、クック氏の住所も記載して書類を提出したとも強調した。
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