ラガーディア空港リニューアル
メインターミナル「最悪から最良へ」改修
ラガーディア空港のメインターミナル改修工事が終了し、27日にリニューアルを祝う式典が行われた。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
水が漏れる天井、狭い通路、徘徊するネズミ、壊れたエレベーター、かつてラガーディアは悪名高い空港だった。バイデン大統領が2014年「第三世界」と揶揄したこともあるほど。それが今、専門家たちが「世界最良」と評する空港に生まれ変わった。式典に参加したホークル知事は35のゲートを結ぶスカイブリッジに立ち「最悪から最良へ。なんと素晴らしい」とコメント。 同席したアダムズ市長も「バイデン大統領に今の姿を見てもらいたい」と呼びかけた。スカイブリッジからはマンハッタンのスカイラインが遠望できる。
利用客にも好評だ。シカゴから来たというアニー・コークリーさん(46)は「雲泥の差。思わず弟に連絡した」と話す。コンコースを散策し、噴水に映し出される映像を眺めたり、壁のアートワークの前でセルフィーを取る客もいた。
予算は80億ドル(約9千200億円)。デルタ航空が使用する第2ターミナルの改修工事はこの春に終了する予定だ。一方、ラガーディア空港と地下鉄を結ぶ「エアトレイン」の建設計画は、一時マンハッタンから遠ざかるなどの問題が指摘され、ホークル氏が見直しを指示している。
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