米大統領、銃犯罪対策強化に意欲

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共同通信

 【ニューヨーク共同】バイデン米大統領(民主党)は3日、銃などによる暴力犯罪が近年増加し治安の悪化が問題となっているニューヨーク市を訪問した。国内で相次ぐ銃犯罪を防止するための会合にアダムズ市長らと共に参加し「地域の警察活動に資金を投入する時だ」と述べ、地域レベルの治安対策を強化する方針を表明した。

 11月の中間選挙を前に、犯罪対策に弱腰だとの共和党の指摘に対抗する狙いがある。

 バイデン氏は、銃犯罪に「もうたくさんだ」と強調。民主党左派の間で広がった「警察予算廃止」の訴えを念頭に「(治安改善の)回答は予算廃止ではない」と、警察予算を拡充する必要性を訴えた。