リビア代表議会が首相指名

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共同通信

 【カイロ共同】東西内戦が続いたリビアで、東部を拠点とする代表議会は10日、新首相にバシャガ元内相を指名した。暫定政権を率いてきた西部出身のドベイバ首相は辞任を拒否する構え。国家の分裂が一層深まり、対立が再燃する恐れがある。

 内戦は2020年に停戦が成立し、東西両勢力の合意に基づき、昨年3月にドベイバ氏が首相に就いた。しかし統一政権樹立に向け同12月に予定された大統領選を実施できず、東部勢力はドベイバ氏の任期が終了したと主張していた。

 ロイター通信によると、東部の有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」はバシャガ氏の指名を歓迎した。