米ロ首脳が電話会談

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共同通信
ウクライナ・キエフの米国大使館=12日(ロイター=共同)

 【ワシントン、モスクワ共同】ブリンケン米国務長官は12日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、ロシアが数日内にウクライナに対し軍事侵攻を検討している可能性があるとの「深刻で共有された懸念」を伝えた。国務省が発表した。バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は日本時間13日未明に電話協議した。

 国務省は12日、在ウクライナ米大使館の米国人職員に国外退避を命じた。米政府は大使館職員家族の国外退避を命じていたが、対象拡大で情勢は一層緊迫した。米ロ首脳の電話会談は昨年12月以来で、緊張緩和につながるかが焦点。ラブロフ氏は、欧米の主張を「宣伝工作」だと批判した。

バイデン米大統領、ロシアのプーチン大統領(いずれもゲッティ=共同)