首相、入国禁止緩和へ検討

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共同通信
視察先の羽田空港で記者団の取材に応じる岸田首相=12日午前(代表撮影)

 岸田文雄首相は12日、外国人の新規入国を原則禁止している新型コロナウイルス対策の水際強化措置について、緩和の方向で検討する考えを表明した。視察先の羽田空港で記者団に「オミクロン株に対する科学的な知見の蓄積、内外の感染状況の変化、海外の水際対策を総合的に勘案する」と語った。政府関係者によると、来週にも表明する調整を進めている。

 政府は昨年11月末から適用した現行の水際措置を巡り「2月末まで骨格を維持する」としている。1日当たりの入国者数は上限3500人に制限しており、上限を引き上げる案が浮上している。11月末までは5千人だった。

羽田空港内に設置された新型コロナウイルスワクチンの職場接種会場を視察する岸田首相(左から2人目)=12日午前(代表撮影)