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金融街にそびえるゴースト・コンド
建設頓挫、未完成で放置

ウォール・ストリート・ジャーナル(17日付け)によると、ロウワー・マンハッタンの金融街に、不動産市場の変化などの問題により、建築が進まず頓挫されたり、未完成のまま放置されたりしている「ゴースト・コンドミニアム」がいくつか存在している。
ブルックリン橋近くのイーストリバー沿いに建設中のビル「ワン・シーポート」。57階建てのガラス張り建築となるはずだったが、現在は囲いがなく、風雨にさらされたままだ。ビルがわずかに傾いているとの疑惑が法廷問題となり、工事は完全に中断。開発元の業者は、一貫して安全だと主張を続ける。
2010年代半ば、マンハッタンの不動産市場が好調だったころ、建設が計画された。スタジオルームと1ベッドルームは約120万ドルから、4ベッドルームのペントハウスは1800万ドルからという高価格に設定。18年春に完成予定だったものの、その1年後でも約3分の2しか完成していなかったという。
「125グリニッジ・ストリート」は、高さ912フィート(約278メートル)の超高層ビル。最上階にプールやサウナ、マッサージルームなどがあるアメニティスペースを兼ね備えており、17年の発売当初は、スタジオが120万ドル前後から、3ベッドルームが463万ドル前後に設定された。デベロッパーの関係者が税金詐欺で起訴された影響などを受け、建築は止まったままだ。
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