RELATED POST
3回のワクチン接種で効果十分
重症化、死亡リスクを長期的に予防

新型コロナウイルスワクチンを2、3回接種することにより、重症化と死亡リスクに対する長期的な予防効果が得られることが、多くの研究で明らかになった。ニューヨーク・タイムズが22日、報じた。
同日発表された最新研究によると、オミクロン変異株は、ワクチン2回目接種後に生成される抗体をかわすことができるという。ファイザーやモデルナのメッセンジャーリボ核酸(mRNA)系ワクチンを3回接種すれば、あらゆる変異株に有効で、はるかに多様な抗体の生成が促されることがわかった。
その他の免疫システムが数カ月~数年にわたって、ウイルスを記憶し破壊する可能性についても、過去1カ月間に最高権威の学術誌に掲載された4本以上の論文が示唆した。ファイザーやモデルナ、ジョンソン&ジョンソン、ノババックスのワクチン接種後に生成されるT細胞は、従来株と比べると、オミクロン株に対し約80%強力との研究結果もある。ネイチャー・メディシン誌が先月発表した研究では、ワクチンではなく感染により生成されたメモリー細胞は、オミクロン株に対して効力が低いという結果が出ていた。
ペンシルベニア大学免疫学研究所のジョン・ウェリー所長は「65歳以上や高リスク層にとっては、4回目の接種が有効な場合はあるが、ほとんどの人には不必要だろう」と述べている。
→ 最新のニュース一覧はこちら←
RECOMMENDED
-
アメリカのスーパーの食材に「危険なレベル」の残留農薬、気をつけるべき野菜や果物は?
-
生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金
-
なぜ? アメリカの観光客が減少傾向に「30〜60%も…」、NY観光業で深まる懸念
-
北米初のユニクロ「カフェ」がNYにオープン、気になるメニューや価格は?
-
NYで「ソメイヨシノ」が見られる、お花見スポット5選 桜のトンネルや隠れた名所も
-
実は面白い “トレジョ” のアート、ディスプレイからパッケージまで「気が付かないのはもったいない」
-
物件高騰が続くNY、今が “買い時” な街とは? 「家を買うのにオススメなエリア」トップ10が発表
-
NYのクイーンズに巨大な「エンタメ施設」が誕生、フードホールにライブ会場も 総工費は約80億ドル
-
コロンビア大のブランド「色あせる」 御難続きで、合格者が敬遠
-
NYの水道水にまさかの事実 塩分濃度が3倍に、向こう30年で許容量を超える懸念