北朝鮮「偵察衛星」のカメラ実験

02/27/2022

　【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、同国の国家宇宙開発局と国防科学院が27日、偵察衛星開発計画に基づく「重要な意義を持つ実験」を行ったと報じた。偵察衛星に装着予定のカメラで地上を撮影する内容だったとしている。

　北朝鮮は27日に首都平壌近郊から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射しており、これを指すとみられる。日米韓などは北朝鮮が今後、衛星打ち上げの名目で大陸間弾道ミサイルの発射実験を行うのではないかと警戒している。

　朝鮮中央通信は、実験では地上を撮影し、高解像度の撮影やデータの伝送システム、姿勢制御装置の動作の正確性などを実証したとしている。