欧州原油、再び100ドル突破

02/27/2022

　【ロンドン共同】日本時間28日の原油先物市場で、欧州の代表的な原油指標である北海ブレント原油先物4月渡しは、再び1バレル＝100ドルの大台を突破し、一時105ドル台を付けた。ニューヨーク原油先物相場も急騰し、指標の米国産標準油種（WTI）の4月渡しが一時1バレル＝99ドル台を付けた。

　米欧がロシアの銀行を国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会（SWIFT）」から部分排除することを決め、ロシアから原油の輸出が滞るのではないかとの警戒感から急騰した。

　原油相場は既に高水準で、値上がりが続けばガソリン高などで世界的に進むインフレの加速につながる。