米エクソン、サハリン1から撤退

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共同通信
石油・天然ガス開発事業「サハリン1」の洋上施設(エクソンネフテガス提供・共同)

 【ニューヨーク共同】米石油大手エクソンモービルは1日、ロシアの極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業「サハリン1」から撤退すると発表した。ウクライナに侵攻したロシアに対する欧米など各国の経済制裁に呼応した措置。「サハリン2」からの撤退を表明した同業大手の英シェルに追随する。

 サハリン1には経済産業省や大手商社など日本勢も参画して約3割の権益を持っており、今後の対応が焦点となる。

 エクソンは声明で「ウクライナの領土を侵害し、国民を危険にさらすロシアの軍事行動を非難する」と強調した。運営者として、サハリン1の操業中止に向けた手続きを慎重に進める方針だ。