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共同通信
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【ニューヨーク共同】2日のニューヨーク原油先物相場は急伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが同日夜の時間外取引で、一時1バレル=114ドル台まで上昇した。2011年5月以来、約10年10カ月ぶりの高値となった。
2日の終値は前日比7.19ドル高の1バレル=110.60ドルとなり、終値としても11年5月以来の高値水準。
ロシアのウクライナ侵攻による戦闘激化を背景に、原油の需給逼迫懸念が強まった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」が2日の会合で追加増産を見送ったことなどが相場を押し上げた。