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共同通信
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【ニューヨーク共同】欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスは8日、ロシアの外貨建ての長期債務格付けを「シングルB」から「シングルC」にさらに引き下げたと発表した。「デフォルト(債務不履行)が差し迫っている」と指摘した。
フィッチは2日に「トリプルB」から投機的水準の「シングルB」に引き下げていた。声明で、欧米による経済制裁強化などで、ロシアが債務の選択的不払いを行う可能性が高まっていると述べた。
また、ロシアが5日に導入を決めた特定国の債権者に対し通貨ルーブルでの返済を一時的に認める措置に言及し、「ロシアは債務返済の意欲をさらに低下させた」とした。