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共同通信
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【リビウ共同】ウクライナの電力会社は9日、ロシアの軍事行動によりチェルノブイリ原発で停電が起きたと発表した。ウクライナのクレバ外相は、同原発は非常電源に切り替えたが、48時間しか電力が持たないと説明。電源復旧のため、ロシア側に停戦を呼び掛けた。国際原子力機関(IAEA)は、使用済み燃料プールに水が十分あるなどの理由から、燃料冷却には問題ないとの認識を示した。
2000年12月までに全4基が稼働を停止したが、使用済み核燃料を保管する。
クレバ氏は、電源が復旧しないまま非常電源も動かなくなれば、燃料冷却ができなくなり、放射性物質が漏れ出す可能性を強調した。