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共同通信
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【パリ共同】フランス大統領選は4月10日の第1回投票まで1カ月となった。マクロン大統領を含む12人の立候補が確定し、本来は幅広い論戦が期待されるが、ロシアのウクライナ侵攻が人々の一大関心事だ。外交などの対応を続ける現職のマクロン氏に追い風となり、支持率が浮上。首位を独走し、他の候補は有効な対抗策を打ち出せていない。
調査会社エラブが8日発表した世論調査結果によると、ウクライナでの戦争に90%が不安を抱いていると回答。「国民を守る」とテレビ演説で繰り返したマクロン氏の支持率は上昇し、第1回投票を想定した調査で2月末から8.5ポイント増の33.5%となった。