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共同通信
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【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、金正恩朝鮮労働党総書記が、同国北西部東倉里にあり、過去に事実上の長距離弾道ミサイルを発射した「西海衛星発射場」を現地指導し、大型ロケットを発射できるよう施設を拡充するよう指示したと報じた。視察日時は伝えていない。北朝鮮は2012~16年に計3回「人工衛星の打ち上げ」として同発射場から発射を行っている。
金正恩氏は、軍事偵察衛星をはじめとした多目的衛星を運搬できるよう、ロケットの組み立てや実験の施設を拡大し、燃料注入施設などの増設を求めた。エンジンの燃焼実験場の能力を高め、発射の観覧施設を設けることも指示した。