NY州の税率、全米3位の高さ
平均世帯、州税・地方税で1万千ドル
ウォレットハブが7日に発表した「最高税率と最低税率の州に関する年次報告」によると、ニューヨーク州の税金は、全米で3番目に高いことが分かった。siliveが8日、伝えた。
ニューヨーク州は、全米でもっとも所得税が高い州の1つで、中所得者層の所得税は、所得の3.33%。不動産所有者は、固定資産税に毎年3700ドルを支払う。概して、同州の平均的な世帯は、州税と地方税に毎年約1万千ドルを支払っている。カテゴリー別に見ると、「州および地方税の全体的な実効税率」が最も低い順から全米で49位、所得税が45位、不動産税が43位。車両固定資産税は、課税対象外のため1位、消費税と物品税が35位だった。
最も税金が高いのはイリノイ州で、コネチカット州が続いた。ニューヨーク州に次いで、ペンシルベニア州、カンザス州。一方、税率が最も低いのはアラスカ州で、デラウェア州とモンタナ州が続いた。
ウォレットハブが同時に発表した2020年度納税者調査では、米国人の72%が「政府はパンデミックに起因する減税をもっと行うべきだった」と考えており、81%が「政府は税金を賢く使っていない」と回答。「税金を避けるために他州へ移住する」との答は半数に上った。「近隣住民が脱税している」は48%、66%が「現在の税率が高過ぎる」とした。
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