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共同通信
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【ベルサイユ共同】欧州連合(EU)は10~11日、パリ郊外ベルサイユで非公式首脳会議を開き、ロシアが侵攻したウクライナ情勢を協議した。各国首脳はロシアの化石燃料への依存からできるだけ早く脱却することを盛り込んだ「ベルサイユ宣言」を採択した。
EUのミシェル大統領は閉幕後の記者会見で、ウクライナ軍に武器などを供与するための資金額を5億ユーロ(約640億円)追加し、倍増させることでまとまったと明らかにした。
宣言はウクライナを「欧州の家族の一員」としたが、早期のEU加盟は拒否した。ロシアに侵攻の即時停止を改めて呼び掛け、EUの結束を示した。