台湾・蔡総統「自衛の決意を」

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共同通信
12日、台湾北部・桃園市の軍施設で演説する蔡英文総統(総統府提供・共同)

 【台北共同】台湾の蔡英文総統は12日、北部・桃園市の軍施設で予備役部隊の射撃訓練を視察した。ロシアのウクライナ武力侵攻に触れ「国防は国際社会の支援だけでなく、全国民の団結に依拠しなければならない」と述べ「自衛の決意」を強めるよう呼び掛けた。

 蔡政権はロシアの侵攻を「主権侵害だ」と厳しく批判し、米欧諸国と歩調を合わせてロシアに対する経済制裁を実施。国防部(国防省)は台湾海峡で中国軍に対する監視態勢を強化している。

 台湾は中国の侵攻による台湾有事を想定して昨年12月に予備役部隊の強化策を打ち出し、本格的な徴兵制の復活の議論も持ち上がっている。