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薬物過剰摂取のリスク低減ツール
レストランやバーが無料で提供
ニューヨーク市で、薬物過剰摂取によるリスクを低減するツールを、客に無料で提供するレストランやバーが増えている。イーターが8日、報じた。
リスク低減ツールには、予防的に、または問題が起きてから使用するものの2種類がある。フェンタニルテストストリップは、液体混合物のサンプルに浸すと、コカインなどの薬物中に混じったフェンタニルを検出できる。一方、オピオイド拮抗薬の注射「ナロキソン」や鼻腔用スプレー「ナーカン」は、過剰摂取後に使用する。クイーンズ区リッジウッドのバー「ナウアデイズ」などでは、ナロキソンの適切な投与法の訓練会を開催している。
レストラン経営者らは「背後にある考え方は、麻薬の使用を容認することや、人間の行動を判断することではない。市での娯楽用ドラッグ使用の現実と、特にドラッグの使用が横行している業界で、ホスピタリティスポットがコミュニティを保護する上で潜在的に重要な役割を果たしていることを認めることだ」と強調する。
疾病予防管理センター(CDC)によると、2021年4月までの1年間に、10万人以上の米国人が薬物の過剰摂取で死亡。銃や車両関連の死亡者数を上回った。2月には市議会に、市のバーやナイトクラブにナロキソンと投与法の訓練を提供することを市保健精神衛生局に求める条例案が提出されている。
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