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共同通信
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【北京共同】第13回冬季パラリンピック北京大会は13日夜、国家体育場(通称「鳥の巣」)で閉会式が行われ、障害者スポーツの冬の祭典が幕を閉じた。ロシアのウクライナ侵攻による戦火が消えない中で10日間開催。平和への希求が前面に出る異例の大会となった。
国際パラリンピック委員会(IPC)は開幕前日、ロシアとベラルーシの除外を決定した。大会理念は、違いを認め合う「多様性」や「共生」だが、国際政治の激動に翻弄されてスポーツの意義が問われた。ウクライナ勢は同国史上最多の29個のメダルを獲得。選手村で黙とうするなど、世界に反戦平和を訴え掛けた。