大阪大空襲、朝鮮人犠牲者を追悼

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共同通信

 太平洋戦争末期の大阪大空襲から77年となった13日、空襲の朝鮮人犠牲者を追悼する集会が大阪市で開かれ、約110人が集まった。昨年に続き2回目。この1年間で新たに判明した7人の犠牲者を加えた計166人の名簿を前に黙とうした。

 朝鮮人犠牲者については実態が明らかでなく、市民らでつくる実行委員会が約3年前から、犠牲者の名簿作成や空襲体験の聞き取りを行ってきた。

 大阪府内では1944年12月から終戦前日の45年8月14日まで、B29爆撃機100機以上が来襲した8回の大空襲を含め、約50回の空襲があった。死者・行方不明者は計約1万5千人。