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共同通信
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北朝鮮による拉致被害者家族会は13日、1997年の家族会結成から25日で25年となるのを前に記者会見した。拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(86)は「理不尽なさらわれ方をして、みんな子どもを助けたいという同じ思いだけで頑張ってきた。年月だけがたち、政治や外交の姿はきちんとあるのに何も消息が見えない」と焦燥感を募らせた。
会見に先立ち、家族会と支援団体「救う会」は会合を開き、今後の運動方針を確認。日朝首脳会談の実現、「全拉致被害者の即時一括帰国」を政府に求め、高齢化による家族の相次ぐ死去を踏まえ「期限がある」ことを強調した。