Published by
共同通信
共同通信
26人が犠牲となった昨年12月の大阪・北新地ビル放火殺人事件で、大阪府警は16日、殺人と現住建造物等放火などの疑いで、現場の心療内科クリニックから心肺停止状態で搬送され、死亡した谷本盛雄容疑者(61)を書類送検した。事件は17日で発生から3カ月。本人の供述が得られない中で進められた捜査は大きな節目を迎えた。容疑者が死亡しており、大阪地検は不起訴とする見通し。
谷本容疑者は2017年からクリニックに通院。生活に困窮し、周囲から孤立する状況で自暴自棄になり「拡大自殺」を図ったとみられるが、スマートフォンの解析などからも動機を解明することはできなかった。