政府、事業所に出勤制限求めず

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共同通信
記者団の取材に応じる岸田首相=15日夜、首相官邸

 新型コロナウイルスの感染が拡大している地域では、一般の事業所での濃厚接触者の出勤制限を一律に求めない方向で政府が検討していることが15日、分かった。重症化リスクの低いオミクロン株の特性や事業所での感染が比較的少ないことを踏まえた。

 オミクロン株による感染拡大では、職場で感染者が出た場合に濃厚接触者と判定され、欠勤する職員が増加し、社会機能の維持が困難になることが問題となっていた。

 同居家族が感染し濃厚接触者となった場合は、自宅待機する期間を検査を組み合わせることで短縮することも検討。2日にわたり検査で陰性だった場合に、5日目に待機を解除する案が出ている。