運転手の勤務間休息を9時間に

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共同通信

 厚生労働省の労働政策審議会作業部会は16日、バス運転手の過重労働対策として、終業から次の始業までの休息時間(勤務間インターバル)を最低9時間とする案を取りまとめた。現行制度より休息を1時間増やした。拘束時間については1日当たり原則13時間まで、最長で15時間とした。タクシー運転手も18日、別の作業部会が同様の内容でまとめる。

 厚労省はトラック運転手に関する見直しと併せ、年内をめどに自動車運転手の労働時間基準に関する告示を全面的に改正する方針。

 勤務間インターバルは国際基準では11時間とされ、過労死が相次ぐ運転手の労働環境はさらなる改善が求められそうだ。