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共同通信
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ロシア外務省が日本との平和条約締結交渉の中断を発表したことを受け、北方領土の元島民からは22日、「地道な努力が報われなかった」などと落胆の声が上がった。
「ここまでの対応をしてくるとは予想していなかった。頭の整理ができない」。歯舞群島・多楽島出身で元島民団体「千島歯舞諸島居住者連盟」副理事長の河田弘登志さん(87)はため息をついた。4島へのビザなし交流なども停止。長年、北方領土のロシア人住民と交流する際は領土問題を強調しすぎないように注意を払ってきたといい「残念としか言いようがない」と話した。