チェルシーホテル、11年ぶりに再開
ウォーホルやマドンナ御用達
ポップアートの旗手、アンディ・ウォーホルやビートニクの代表作家、ジャック・ケルアックなどが好んだチェルシーホテルが11年ぶりに再開する。20日、ニューヨークポストが報じた。
12階建ての赤レンガ造り。アーサー・C・クラークが「2001年宇宙の旅」を書き上げたのもこのホテルだ。ウォーホルはここを舞台に映画を制作。1980年代初めに住んでいたマドンナは92年、このホテルで写真集「SEX」用の写真を撮影した。その他、マーク・トウェイン、詩人のディラン・トマスやアレン・ギンズバーグ、ジャズ音楽家のチェット・ベイカーやチック・コリアなど、文化人御用達のホテルとして知られている。
2016年にDBホテルズのリチャード・ボーン氏らが2億5000万ドルで買収。改築を計画したが、市の住宅保全開発局が異議を申し立て、着工が遅れた。一部はレントスタビライズド適用のアパートになっており、住民50人余りがハラスメントを受けたと訴訟を起こした。そのため建設局が差し止めを命じて、工事は更に遅延した。今回は155室を復活させる予定。9月の完全再開を目指して、現在も工事中だ。ただし、それでもよければとホームページを通じ、すでに予約を受け付けている。1階のロマンチックなスペイン料理の店、エル・キホーテも営業を開始した。
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