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共同通信
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エジプトは21日、通貨エジプトポンドを対ドルで14%切り下げた。ロイター通信によると、ロシアのウクライナ侵攻後、海外投資家が国債市場から資金を引き揚げたため外貨不足が進んでいた。IMFと支援の可能性について協議しているとされ、支援を受けるための措置とみられている。
同時に、エジプト中央銀行は主要政策金利を1%引き上げるとの声明を発表した。声明では、コロナ禍とウクライナ侵攻によってインフレ圧力が高まっていると指摘。為替相場の柔軟性も必要だと説明した。
20年秋以降は1ドル=15.7エジプトポンド前後、21日以降は18.2エジプトポンド前後で推移している。