中国、南シナ海3礁を軍事化

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共同通信
20日に撮影された南シナ海の南沙にあるミスチーフ礁。上は1999年2月撮影(AP=共同)

 【ワシントン共同】米インド太平洋軍のアキリーノ司令官は21日までに中国が周辺国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の3礁を完全に軍事化したと指摘した。AP通信のインタビューに答えた。対艦・対空ミサイルシステムや戦闘機などを配備できるとし「周辺で活動する全ての国や、国際海域・空域を脅かしている」と警戒感を示した。

 3礁はミスチーフ(中国名・美済)、ファイアリクロス(永暑)、スービ(渚碧)で、これまでも軍事拠点化が指摘されていた。APによると、レーザーや電波妨害装置なども備えられるという。