Published by
共同通信
共同通信
ロシアの大統領特別代表を務めていたアナトリー・チュバイス元第1副首相が辞任したことが23日、分かった。インタファクス通信が伝えた。ブルームバーグ通信によるとウクライナ侵攻に同意できないことが理由という。侵攻に反対するプーチン政権高官の辞任は初とみられる。ペスコフ大統領報道官が辞任を確認した。
チュバイス氏はソ連崩壊後にロシアの市場経済移行を主導し、エリツィン政権下で第1副首相や大統領府長官を歴任。プーチン政権下で国営電力企業社長や、リベラル系政党「右派連合」の幹部も務めた。2020年からはプーチン大統領の特別代表に就任し、国際機関との協力を担当していた。