上海列車事故34年で慰霊式

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共同通信
私立高知学芸高で営まれた上海列車事故の慰霊式で献花する遺族ら=24日午前、高知市

 中国・上海で修学旅行中の私立高知学芸高(高知市)の生徒ら28人が死亡した列車事故から34年となった24日、同校で慰霊式が営まれた。新型コロナウイルスの影響で在校生は3年連続で参加せず、遺族や教職員、卒業生らが慰霊碑「永遠の碑」の前で黙とうをささげた。

 娘の宮地寿和さん=当時(16)=を亡くした俊子さん(73)は「生きていれば50歳。歳月を感じるが、風化させてはならない」と娘の写真を手に涙ながらに語った。橋本和紀校長が「遺族の深い悲しみは癒えることはない。これからも校内で語り継ぎ、慰霊を続けていく」とあいさつした。