ブルックリン植物園、桜開花宣言
市内で桜を楽しもう
ブルックリン植物園が桜の開花を宣言した。22日、ゴッサミストが報じた。「この時期が大好き」という市公園局のグリーンフェルド副局長は「特に今年の冬は長かったから、桜の花を見るのは感慨深い」と語った。桜は100種類以上あるが、そのうち市内に多いのは3種類。3月末に早咲きの「オカメザクラ」が花をつけ、一重で淡い紅色の「ソメイヨシノ」、八重で濃い紅色の「カンザン」と続く。
市内に桜の木が約4万本。18世紀にオランダからの移民がインウッドに桜園を造成したのが始まりだ。インウッドの古木は4月中旬から開花する。1910年代に開園したブルックリン植物園の桜並木は「カンザン」が中心。「カンザン」はルーズベルト島のチェリーウォーク北部やリバーサイドパークでも見ることができる。セントラルパークには、1912年に東京からワシントンに贈られてきた桜の一部がある。その他、クイーンズ区のフラッシングメドウ・コロナ・パークやハンターズポイント・サウス・パーク、ブルックリン区のグリーンウッド墓地、ハーレムリバー沿いが桜の名所とされている。原野や森林地帯には在来種の「ブラックチェリー」が自生していることもある。
桜は散るのも早い。グリーンフェルド氏は「満開の時期は2週間程度。宝探しのように楽しんでほしい」と話している。
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