「CODA」がアカデミー賞作品賞
ウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちするハプニングも
アカデミー賞授賞式が27日開催され、「CODA」(邦題「コーダ あいのうた」)が作品賞を受賞。濱口祐介監督の「ドライブ・マイ・カー」は国際長編映画賞の栄冠に輝いた。28日、amニューヨークが報じた。
CODAはChild of Deaf Adultsの略。映画は聴覚障害のある家族の中で唯一健聴な娘を巡る物語だ。21年冬のサンダンス映画祭で封切られ、アップルが配信。父親役のトロイ・コッツアーは助演男優賞を射止めている。言葉が不自由な男優の受賞は初めて。コッツアーは手話で「CODAのコミュニティー、障害を持つ人々に捧げる」と挨拶した。
式の途中、俳優のウイル・スミスが脱毛症に悩む妻ジェイダ・ピンケット・スミスを「『(丸刈りの)G.I.ジェーン』の続編を楽しみにしている」と揶揄したプレゼンター、クリス・ロックに平手打ちをくらわせるというハプニングがあった。会場のドルビー・シアター内は一時騒然となった。この後、「キング・リチャード」(邦題「ドリームプラン」)で主演男優賞を受けたスミスは謝罪。映画芸術科学アカデミーは声明文で「いかなる暴力も容認しない」とした。また、ウクライナ出身の女優ミラ・クニスが呼びかけ、ウクライナのために30秒間黙祷をささげる場面もあった。
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