支笏湖でカヌー転覆、夫婦死亡

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共同通信
カヌーが転覆した北海道千歳市の支笏湖で行われた捜索活動=29日午後4時57分(共同通信社ヘリから)

 29日午後3時半ごろ、北海道千歳市の支笏湖で「カヌーが転覆し2人が溺れている」と110番があった。通報から約2時間後、4~5メートルの湖底に沈んでいる男女が救助されたが、いずれも搬送先の病院で死亡が確認された。道警によると、2人は千歳市の桜庭彗悟さん(31)と妻暁海さん(25)でいずれも航空自衛隊千歳基地所属。

 2人が乗ったカヌーが岸から20~30メートル離れた場所で転覆したのが目撃されていた。救助の際、2人ともライフジャケットを着用していなかったという。

 事故の直後、現場付近の湖畔には消防車や救急車が並び騒然とした雰囲気になった。