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共同通信
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【リビウ共同】ウクライナに侵攻したロシア軍は31日までに首都キエフ周辺から部隊の一部を撤収した。戦略上の目標をキエフの攻略とゼレンスキー政権打倒から、親ロシア派が一部を実効支配するドネツク、ルガンスクの東部2州制圧に転換する姿勢を明確にし始めた。親ロ派は支配地域拡大と将来のロシア編入を公言。2014年のクリミア半島強制編入と同様の動きで、ウクライナや欧米の一層の反発は避けられない。
米国防総省のカービー報道官は30日、ロシア軍がキエフ周辺に集めた部隊の20%弱を再配置し始めたとの分析を示した。大部分はとどまっているが一部はベラルーシに移動しているという。