地震で脱線の一部車両、仙台駅に

03/30/2022

　JR東日本は30日夜、宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震で脱線した東北新幹線やまびこ223号の一部車両をJR仙台駅に運ぶ作業を始め、31日未明、様子を報道陣に公開した。2両ずつ車両をけん引し、31日朝までに計6両を仙台駅に収容した。

　東京発仙台行きの223号は16日深夜の地震で宮城県白石市の白石蔵王駅から福島駅方向に約2キロの地点で17両中16両が脱線。東北新幹線は区間運休中で、全線再開は4月20日前後を予定している。

　JR東は撤去作業を20日に開始。これまでジャッキやクレーンで車両を線路に戻したり、白石蔵王駅にけん引したりする作業を進めていた。