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共同通信
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防衛省が、ロシアのウクライナ侵攻に関する戦況を、会員制交流サイト(SNS)やホームページで積極的に発信している。念頭にあるのは、従来の軍事力に世論操作などを組み合わせる「ハイブリッド戦」への対応だ。ウクライナ危機で顕在化した偽情報やフェイクニュースへの対処は、安全保障上の重要課題。防衛省は、2022年度からは専門官も新設し偽情報の監視を強化する。
戦況分析の初投稿は、侵攻から1週間の3月3日。ツイッターでの「いいね」の反応は異例の約3万1千件に上った。
積極的な発信の背景には、インターネット上に広がる偽情報への危機感がある。