2回目のブースター接種を許可
50歳以上の成人が対象ーFDA
米食品医薬局(FDA)は29日、50歳以上の成人を対象にファイザーまたはモデルナ製の2回目のブースター(追加)接種を許可すると発表した。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
1回目のブースター接種から少なくとも4カ月経過していることが必要。免疫障害がある場合は、12歳以上でも接種できる。ワクチンは時が経つにつれて効果が低下する。FDA関係者は「対象者は真剣に検討してほしい」と呼びかけている。 すでに1回目のブースター接種を済ませた人にとってワクチン接種は4度目ということになる。
ただし、今回の許可の基となるデータはイスラエルでの限定的な研究結果のみ。外部専門家の意見を取り入れていないとの批判もあり、2回目がどこまで入院や死亡リスクを食い止めるかの資料も乏しい。米疾病対策センター(CDC)は、「65歳以上または50歳以上の既往症のある成人に特に重要」として、ジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンとブースターの接種を受けた成人は、ファイザーまたはモデルナ製の2回目のブースター接種を受けることができるとした。
連邦保健関係者は冬季間の蔓延に備え、この秋にも全住民を対象としたさらなるブースター接種が必要になる可能性があるとも指摘している。有効性の高い新たなワクチンの開発も進んでいるが、その成果が出るのは夏以降と考えられている。詳しくはCDCのウェブサイト(英語)より
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