ロシア軍、チェルノブイリ撤退

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共同通信
破壊された車の横に置かれた弾薬と薬きょう=3月31日、ウクライナ南東部マリウポリ(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナの原子力企業エネルゴアトムは3月31日、北部チェルノブイリ原発について、ロシア軍が完全撤退し、ウクライナ側が管理を取り戻したと発表した。国際原子力機関(IAEA)は、近日中の支援団派遣に向けウクライナ当局と調整していると明らかにした。

 同社によると、ロシア軍は原発をウクライナ側に移管すると31日付の文書で確認した。

 ロシア側の包囲攻撃が続く南東部マリウポリでは多くの市民が閉じ込められ、人道危機が指摘される。ロシアは31日、マリウポリからウクライナ側へ市民を退避させるため人道回廊を4月1日に設けると発表した。