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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は3月31日、高騰している石油価格を抑えるため、石油備蓄から今後6カ月間に1日当たり100万バレルを追加放出すると発表した。総量は1億8千万バレル規模に上る。政府高官は過去最大の放出とし、5月にも市場に流通すると説明。バイデン氏は各国の協調放出にも期待を示し、放出量は「3千万バレルから5千万バレルに上る可能性がある」との見方を示した。
エネルギー輸出大国のロシアに対する日米欧などの経済制裁を背景に、供給不安から石油価格が高騰して家計を圧迫している。追加放出発表を受けてこの日のニューヨーク原油先物相場は急落した。