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NYの観光業、回復の兆しも
中国人観光客、戻る見通しなし
ニューヨーク市では、2年間のパンデミックを経て観光業の大幅な回復が期待されている。ただ、中国政府が依然として国民の海外渡航を禁止しており、パンデミック前の観光ブームの主役・中国人観光客が戻る見通しが立っていないのが現状だ。ニューヨーク・タイムズが30日、伝えた。
業界調査会社STRによると、19日までの1週間で、市内のホテルの部屋の4分の3が埋まった。パンデミック前水準の87%をまだ下回るが、オミクロンが観光客を遠ざけた今年1~2月と比べるとはるかに高く、回復の兆しを見せている。
パンデミック以前、ニューヨークを訪れる外国人観光客の中で最も急成長していたのは中国人観光客で、2019年には110万人以上が訪れた。中国人観光客は、他の観光客よりも滞在時間が長く、消費額も多い傾向で、経済に与える影響は極めて大きかった。
市の観光振興機関、NYC&カンパニーは30日、今年の観光客数は昨年比70%増の5640万人で、国外からの観光客は昨年の3倍に当たる800万人に上るとの予測を発表した。しかし、予測には中国人観光客43万8千人が含んでおり、中国がロックダウンを終えて、再び旅行できるようになると仮定しての数値。今夏には、下方修正される可能性がある。
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