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共同通信
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パナソニックホールディングス(HD)は1日、持ち株会社制移行に合わせて新中長期戦略を発表し、2024年度までの3年間に成長分野へ4千億円を重点投資すると明らかにした。電気自動車(EV)向け電池やエアコンなどの空調事業が対象で、グループ全体のけん引役に育てる狙い。傘下の事業会社ごとに競争力を高め、成長軌道への回帰を目指す。
脱炭素社会の実現に向けた水素エネルギーなど「技術基盤」にも2千億円を投じる。本業のもうけを示す営業利益を3年間で累計1兆5千億円確保し、これらの投資に振り向ける。楠見雄規社長は「実現すべき未来に向けて戦略的に投資する」と強調した。