米下院、大麻合法化法を可決

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共同通信

 【ワシントン共同】米下院は1日、連邦レベルで大麻を合法化する法案を賛成多数で可決した。大麻を連邦政府の違法薬物リストから外す。州レベルでは多くの州が医療目的などで合法化しているのを受けた措置。ただ上院では必要な票数確保のめどは立っておらず、成立は困難視されている。

 法案は下院で多数派を握る民主党の議員が提出。連邦レベルで大麻の生産、販売、所持を合法化し、大麻に絡む犯罪歴も抹消する。大麻使用率は白人とほぼ同じにもかかわらず逮捕率は黒人の方が約4倍高く、就職などで不利な状況にあるとも指摘されており、民主党議員らは「人種格差是正につながる」と訴えている。