イーストビレッジの日系スーパー閉店 サンライズマート、エンジェルズ・シェアなども

 

 

イーストビレッジの日系スーパー閉店

サンライズマート、エンジェルズ・シェアなども

 

3月30日、閉店を惜しむ客で列ができたビレッジ横丁とエンゼルズ・シェアの店頭(Photo: 本紙)

 

 日系スーパーとして長年親しまれたイーストビレッジのサンライズマートが3日を最後に閉店する。

 同店はサンライズの1号店で1995年にオープン。当時、市内は犯罪が多発し、店のあるアスター・プレイスも危険地域だった。2階にスーパーを開設するのは社長のアイディア。「お客様が安全に買い物をすることができて、心配なくお財布が開けられるようにという配慮から」と関係者は述懐する。その後は、ソーホーやミッドタウンにも店舗網を拡張した。イーストビレッジ店閉店に関し、同関係者は「お客様や長年共に働いてきた従業員に心から感謝している」とコメントしている。

 同店横の居酒屋「ビレッジ横丁」、その奥の隠れ家バー「エンジェルズ・シェア」は3月31日で閉店。1日付グラブ・ストリートによると、理由は家賃。家主はクーパー・ユニオンで「2020年以降家賃の支払いが滞っている」と指摘。「解決のために誠心誠意交渉を続けてきたが、テナントはビルから出ていくという結論を下した」と声明文で説明している。テナント側は、コメントの求めに応じていない。エンジェルズ・シェアは1993年に開店。ビレッジ横丁の隠れ扉から入る禁酒法時代のスピークイージーのようなバーとして人気が高かった。

 

サンライズマートのエントランス(Photo: 本紙)
サンライズマート店内(Photo: 本紙)


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