基地負担軽減は最重要課題

Published by
共同通信
沖縄県沖縄市で記者団の取材に応じる松野官房長官=2日午後

 松野博一官房長官は2日、沖縄県の米軍基地問題に関し「今もなお大きな基地負担があり、政府として重く受け止めている」と表明した。訪問先の沖縄県沖縄市で記者団の取材に応じ、岸田政権の最重要課題として負担軽減に取り組むと強調した。就任以来、沖縄入りは3度目。

 沖縄は5月に日本復帰50年の節目を迎える。県知事選をはじめ重要選挙も控える中、岸田政権の方針に対する理解を深めたい考えだ。

 これに先立ち、松野氏は沖縄県内の米軍施設跡地の利用状況を視察。県民の利便性向上につながっているとして「目に見える成果を一つ一つ着実に積み上げる」と語った。