コロナ対策限界、7波に懸念

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共同通信
臨時休業を知らせるモニター=2020年4月、東京都千代田区

 政府が新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を初めて発令してから7日で2年。これまで政府は宣言を3回、まん延防止等重点措置を2回出し、ワクチン接種も進んだが収束に至っていない。変異株による感染は子どもや高齢者に広がり、飲食店中心の対策は限界が見える。感染者数が高止まりし、「第7波」も懸念される中、新たに実効性のある施策を打ち出せるかどうかが焦点だ。

 日本で初の感染者が確認されたのは2020年1月。政府はイベントの自粛や一斉休校を要請したが感染は収まらず、4月7日、宣言を初めて発令した。対象は7都府県。その後全国に拡大され、5月25日に全面解除された。