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共同通信
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【リビウ(ウクライナ西部)共同】破壊された街を退却するロシア軍は、建物の玄関に地雷を仕掛けていった。「目にした光景は生涯忘れない」。民間人の大量殺害が疑われるウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊ブチャに入ったウクライナ兵の男性が5日、オンライン取材に応じた。ロシア軍によるジェノサイド(民族大量虐殺)だと、憎悪を募らせた。
男性はレオニード・スクリプチェンコ軍曹(52)。軍の任務の詳細に触れないことを条件に取材に応じた。所属する部隊は今月3日に現地に入った。
道路沿いに少なくとも10人の遺体を確認した。「つらかった」と振り返る。