Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は5日の国連安全保障理事会でのオンライン演説で、多数の民間人殺害が確認されたキーウ(キエフ)近郊ブチャの惨劇は「ごく一例に過ぎない」と述べ、ロシア軍の制圧地域における市民の犠牲はさらに拡大するとの見通しを示した。戦争犯罪の調査を求める国際社会の声が一段と強まりそうだ。ロシアは完全否定し、ウクライナや欧米側と応酬となった。
ゼレンスキー氏は「ロシア軍がブチャでやったことを世界は目の当たりにしたが、別の制圧地域でロシアがやったことはまだ明るみに出ていない」と語った。