コロナ禍、孤独感「ある」4割

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共同通信

 政府は8日、新型コロナウイルス禍で深刻化している孤独・孤立問題を巡り、2万人を対象にした初の全国実態調査の結果を公表した。孤独感が「ある」と答えた人は約4割、「ない」との回答は約6割だった。孤独と感じている人は、高齢者よりも、20代と30代の方が多かった。

 コロナ禍で自殺やドメスティックバイオレンス(DV)、経済的困窮が拡大。政府は、背景に孤独・孤立問題があるとして担当相を設置した。孤独と感じるかどうかは個人差があるとされ、調査結果を分析し、今後の政策に反映する方針。

 調査は、全国の16歳以上の2万人を無作為抽出、1万1867人から有効回答を得た。